| Galleria Di Hicoraro "Libro" |
| No.47 石持浅海『月の扉』の天井桟敷的雑感 |
| ■『このミステリーがすごい!2004年版』第8位。つるっと読めてしまいます。私でも2時間で読み終えてしまいました。ハイジャックした機内のトイレで死体が発見されるという面白い設定なのですが、動機が強引かな〜と思いました。「本格」として読んだらがっかりするかも。 |
| No.46 伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』の天井桟敷的雑感 |
| ■またまた、切な、悲しい作品。「過去」と「現在」の並行するストーリーをラストで収斂させていく手法は伊坂さんの十八番。主役が脇役という構造をもっと意図的に組み立てれば、ひとつの立派なトリックになる予感。とりあえず単行本化されてる本は全て読んでみましたが、村上春樹が好きな人にはオススメできる作家だと思います。 |
| No.45 高村薫『照柿』の天井桟敷的雑感 |
| ■「魂をゆさぶる現代の“罪と罰”」というエディターズレビューの文句に惹かれて読みました。ちなみに『このミステリーがすごい!1995年版』第3位ですが、ストーリーのテンポは遅く、人間の業を深く粘着質に描くことに頁が費やされており、ミステリー分野で期待される「明快な謎解き」は出てきません。タイトルの「照柿」は日本の色の名称だそうです。 やはりドストエフスキーの『罪と罰』が意識されているのでしょうか。小説の展開としては、逆ですね。 |
| No.44 高村薫『レディ・ジョーカー』の天井桟敷的雑感 |
| ■『このミステリーがすごい!1999年版』第1位。第52回(平成10年度)毎日出版文化賞。大ベストセラー小説なので、読まれた方も多いと思います。2004年秋以降に映画化も決定したようです。 頁数が多いので、2週間かけてやっと読み終わりました。テーマは大小多岐にわたり、内面描写もストーリーもまるで写実画のよう、とっても読み応えのある素晴らしい小説でした。 |
| No.43 桐野夏生『柔らかな頬』の天井桟敷的雑感 |
| ■第121回(平成11年上半期)直木賞受賞。桐野さん作品ではたびたび主人公として「強さと弱さを併せ持つ30代後半〜40代の女性」というキャラクターが設定されますが、この作品でもカスミという同様のキャラクターが主人公です。作品の方は、登場人物の心をじっくり描写しながら、テンポも良く、なかなか楽しめました。ラストの心理描写はいささか「?」ですが。 |
| No.42 山口雅也『ミステリーズ(完全版)』の天井桟敷的雑感 |
| ■『このミステリーがすごい!1995年版』第1位。「人間の心の中こそミステリーである」というテーマでくくられた短編集です。文章表現、知識、ミステリの技巧、どれもがハイレベルで、本当に濃密な小説です。「不条理が条理を呑み込む」奇妙な世界はカフカを連想させます。例えば『禍なるかないま笑う死者よ』に出てくる機械が、カフカの『流刑地にて』の「製図屋、馬鍬」にだぶったり。また、山口氏、音楽にも相当詳しいようで、メシアンの「世界の終わりのための四重奏曲」の楽器編成に触れていたりします。『音のかたち』でビンテージスピーカー・オイロダインが出てきたり、『蒐集の鬼』で筋金入りのSP盤コレクター出てきたり、音楽マニアがニンマリしてしまうネタ満載です。 |
| No.41 宮部みゆき『火車』の天井桟敷的雑感 |
| ■ストーリーのテンポ感が良いですね。カード社会が生み出す過剰与信の怖さについて数字を丹念に拾って書いている点にも好印象でした。逆に、人物の内面については読者側に委ねられることが多いので、例えば、なぜ殺人を犯さねばならなかったのかという点をとってみても、想像力が貧困な私にはちょっと納得できなかったりします。 |
| No.40 乙一『GOTH』の天井桟敷的雑感 |
| ■2003年版『このミステリーがすごい!』第2位&Yahoo!JAPANユーザーが選ぶ2002年ベストミステリー第1位。(『このミス〜』過去10年分のベスト3が載っているYahoo!JAPANユーザーが選ぶ2003ベストミステリーのサイトはこちら) AmazonやYahoo!ブックスのレビューを読んで知ったのですが、若い方にとても人気のある作品(作家)なのですね。 さて『GOTH』ですが、全編において猟奇的な殺人が扱われており、私にとっては生理的にきついところがあるのですが、その部分をのぞけば、中学校時代に読みふけった(笑)集英社コバルト文庫(たとえば氷室冴子さんの『なぎさボーイ』『多恵子ガール』とか、笑)の読後感に通じるものがありました。胸キュン(死語)。 |
| No.39 宮部みゆき『理由』の天井桟敷的雑感 |
| ■1999年版『このミステリーがすごい!』第3位&直木賞。登場人物がそれぞれストーリーを抱えており、そのストーリーが丁寧に書かれていたのが良かったです。冗長だ、という意見も多いみたいですが、私はこういう作風は好きです。もっと彼の持つ心の闇を描写して欲しいと感じた登場人物が居たくらいです。そういえばなんとなくドストエフスキーみたいと思ったり。 |
| No.38 横山秀夫『陰の季節』の天井桟敷的雑感 |
| ■第5回松本清張賞受賞の表題作を含む4編からなる短編集です。どれもラストが哀愁漂う感じで、好きな人にはたまらないと思う。私は、県警の議会担当者が主人公で、県議会の質問を巡ってストーリが進む「鞄」という作品が興味深かったです。多少の誇張はあると思いますが、「議担」についての描写はほとんど間違っていない。こういうマニアックな設定でリアリティをキープできるとは。脱帽です。 |
| No.37 乙一『ZOO』の天井桟敷的雑感 |
| ■「Yahoo!JAPANユーザーが選ぶ2003年ベストミステリー」第3位の短編集。ホラーと不条理の中間を狙った作品が多いのでしょうか。実を言うと、どれも私には技巧的な(小説遊び的な、言いすぎ?)感じがして心にあまり引っかからなかったなぁ。漫画的な軽妙さが面白い部分もありますが。「落ちる飛行機の中で」とか。蛇足。血がいっぱい出るよ。 |
| No.36横山秀夫『クライマーズ・ハイ』の天井桟敷的雑感 |
| ■『このミス〜』2004年版第7位。日航123便御巣鷹山墜落事故(1985年)をめぐる地方新聞社が舞台。横山さんが新聞記者としてこの事故現場の取材に携わったということで、本作品には熱気のようなものが感じられます。本作品、テーマは色々ありますが、私は特に「新聞報道とは?」というテーマに引き込まれました。 |
| No.35 横山秀夫『第三の時効』の天井桟敷的雑感 |
| ■『このミス〜』2004年版第4位。F県警捜査一課を舞台に繰り広げられる本格刑事モノの短編連作集。謎解きも楽しめる、人間模様も楽しめる、ある意味とっても贅沢な作品かも。常勝軍団である捜査一課1・2・3班の班長の強烈なキャラが夢に出てきそう(笑)。 |
| No.34 伊坂幸太郎『重力ピエロ』の天井桟敷的雑感 |
| ■読後、春靄がうっすら漂うような、突き詰めていえば「寂しさ」みたいなものを感じました。悪い気分じゃないです。こういうの。『このミス〜』2004年版第3位だけど、謎解きはできない。答えを先に言っちゃうから。物語として読むと吉。物語万歳。 |
| No.33 横山秀夫『動機』の天井桟敷的雑感 |
| ■四話が集められた短編集です。それぞれ、管理部門の警察官、仮出獄をしてきた男、女性新聞記者、裁判官が主人公であり、短編として一話一話の完成度が高いと思いました。松本清張バリの正統派って感じです。 |
| No.32 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』の天井桟敷的雑感 |
| ■実に軽快なコメディ、コミック感覚の小説でした。登場人物の銀行強盗4人組のなかで、体内に絶対時間を持つ雪子というキャラクターが、伊坂さん的発想でグッドでした。 そういえばドストエフスキーネタ(『カラマーゾフの兄弟』や『悪霊』)がちょこちょこ引用されてましたよ。 |
| No.31 伊坂幸太郎『ラッシュ・ライフ』の天井桟敷的雑感 |
| ■<ネタバレ注意> エッシャーの騙し絵が本の表紙になっており、作品の構成もこの表紙そのものです。『オーデュボンの祈り』に比べ見違えるほど文章が上手になって驚きました。ただ文章が上手くなってふわふわ感が薄らいだ分、この小説に対して「納得いかない」とか真顔で言っちゃう人もいるかもね。 |
| No.30 伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』の天井桟敷的雑感 |
| ■『このミス〜』2004年版作家別獲得票第1位の伊坂幸太郎さんを読んでみる。今年ブレイクした作家なんですかね?私と同い年で興味がありましたので、年代順に読もうかなと思って、『このミス〜』2004年版第3位の『重力ピエロ』には行かず、こちらから。 最初から最後まで、文章があまり上手くなくどうしようかと思ってしまったのですが、しゃべる案山子の殺人事件なんていう突拍子もない発想が好感度大でした。とりあえず出版されてる作品は読んでみようと思いました。 |
| No.29 桐野夏生『OUT』の天井桟敷的雑感 |
| ■桐野さん続きで、『このミス〜』1998年版第1位の本書を読む。冷静に読むと場面場面で突っ込みどころというか無理があるんですけど、頭空っぽ、深いこと考えないで読めば、ピンチの連続でハラハラさせてくれます。結末が『グロテスク』以上にどうかなって感じがします。今風に言えば「ありえない」ってやつですか(笑)。 |
| No.28 桐野夏生『グロテスク』の天井桟敷的雑感 |
| ■まだまだ続くよ。『このミス』モノ。ちなみに『グロテスク』は2004年版の第5位。 で、『グロテスク』なんですが、いわゆる「東電OL殺人事件」をモチーフにしています。したがってややヘビー。それぞれの登場人物が、日記や供述調書といった形で、多かれ少なかれ嘘の混じった自分の世界を語っていくという手法が、とても面白く感じられました。結末がちょっと作為的になってしまったのが、やや残念ですが。 |
| No.27 横山秀夫『半落ち』の天井桟敷的雑感 |
| ■『葉桜〜』に続いて、昨年版『このミス』で国内編1位の同書を選択するという、分かり易さ(笑)。 で、『半落ち』なんですが、トリックとかそういうのではなく、「空白の2日間」をめぐる人間模様(リレー形式)、で読ませる内容でした。だから『このミス』1位に納得できないミステリーファンも多いのでしょう。 実は、私も「空白の2日間」の行動に、共感というかリアリティをあまり感じられませんでした。もうすぐ映画も公開されるのですが、映像付であれば感動するのかな? |
| No.26 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』 の天井桟敷的雑感 |
| ■このコーナー、久しぶりの更新です。思いっきり活字離れ状態の私、古典を読むのは気が重かったので、ミステリーを選んでしまいました(笑)。 もともとミステリーは好きだけど、最近は全く読んでいなかったので、動向が分からず、『このミステリーがすごい!2004年版』で国内編1位の同書を選びました。 で、『葉桜〜』なんですが、いわゆる本格ミステリーってやつで、ネタバレ厳禁モノなので、筋とか全く書けないのですけど、読者の習性を利用したトリックは本当に新鮮でした。 『葉桜〜』読了後、最近のミステリーに興味がわいちゃって、正月休みは立て続けに『このミス〜』で紹介されていた本を読み漁ってしまったというオチ。 |
| No.25 ドストエフスキー『死の家の記録』の天井桟敷的雑感 |
| ■当時のロシアの監獄の中のお話。よく言われることですが、たしかにシスティーナ礼拝堂の天井壁画のような作品。監獄内の写実的な描写の集合体であり、しかもただの描写ではなく、それぞれが熱を持った物語の集合体でもあります。こういう作品好きだな〜。 |
| No.24 ドストエフスキー『永遠の夫』の天井桟敷的雑感 |
| ■どっちかっつうと悪い意味で「永遠の夫」だったのね。訳が他の作品より現代的だし、結構おかしな場面も多くて、なかなか面白く読めました。心の底ではちょっぴり「永遠の夫」に共感するところもある。正直に言って。 |
| No.23 ドストエフスキー『白夜』の天井桟敷的雑感 |
| ■べたなラブストーリーだけど、ドストエフスキーお得意の長々とした主人公の思想吐露がスパイス的に効いています。110頁ちょいなのですぐ読めるよ。 |
| No.22 ドストエフスキー『白痴』の天井桟敷的雑感 |
| ■登場人物が実に個性的です。主人公のムイシュキン公爵、絶世の美女ナスターシャ、将軍令嬢アグラーヤ、粗暴な商人ロゴージンに口先だけの小役人レーベジェフ、挙げはじめるとキリがないぐらい。 そうそう、最後まで公爵がナスターシャとアグラーヤのどっちを取るのかわかんなかったなぁ。鈍感? |
| No.21 ドストエフスキー『地下室の手記』の天井桟敷的雑感 |
| ■う〜ん、難しい。相当きてます。ドストエフスキーの転機となる作品らしいんだけど、前半部の全て、40歳の主人公が人間について延々と独言を述べる部分が、特に強烈です(笑)。 |
| No.20 ドストエフスキー『賭博者』の天井桟敷的雑感 |
| ■ドストエフスキーものに共通の登場人物の多さと名前の長さに、最初は混乱しましたが、慣れたら一気呵成に読めました。口述筆記で書かれたため、思想臭さがあまりなく、ちょっと毒気が足りないかな。ギャンブル中毒者の心理描写はさすがだけど。 |
| No.19 カフカ『アメリカ』の天井桟敷的雑感 |
| ■カフカの他の作品より現実性が強く、主人公のカール・ロスマン君(16歳)も純粋で、楽しく読めました。ただ、私は『城』や『審判』のあの不可解なシチュエーションの方が好きかな。あと、7章と8章の間の欠落や8章の尻切れ的終結が気になりるんだけど、新版ではどうなんだろ。ちなみに新版では『失踪者』というタイトルに変更されました。 |
| No.18 カフカ『審判』の天井桟敷的雑感 |
| ■長編。これも未完らしい。最終章の前に奇妙な訴訟の段階が追加される予定だったとか。内容そのものは凄く印象深いものだったのだけど、章と章の繋がりとか若干違和感あり。この小説を読んで、新校訂版全集を底本として翻訳したカフカ小説全集全6巻(池内紀訳・白水社・2,800円〜4,300円)を読まなくちゃっていう決心がつきました。新校訂版全集というのが、従来のカフカの親友マックス・ブロート編ではなく、ブロートの死後、カフカの手稿が解禁され、ドイツの専門家集団により校訂されたものらしいので、この『審判』を読んで感じた違和感みたいなものが払拭されるかもしれない。高値で敬遠してたんだよな〜。 |
| No.17 カフカ『カフカ寓話集』の天井桟敷的雑感 |
| ■「ある学会の報告」の猿(→人間)、「巣穴」の地中生物、「歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族」の鼠が、あるフィルター(人間になる努力過程や巣穴や歌姫)を通して考察する思考内容が、イメージ豊かで、かつ自分自身に思い当たる節もあり、楽しい。 また「柩」や「獣」の極限まで言葉を切り詰めながら人や物の動きをユーモラスに表す文体にも強く惹かれた。 |
| No.16 ゲーテ『若きウェルテルの悩み』の天井桟敷的雑感 |
| ■初のゲーテ。詩的表現が多く、世界名作文学初心者の私には厳しかった。意味の取れないところが多々あったものの、狂おしいばかりの熱狂は感じとることができました。う〜ん、この調子だと『ファウスト』を読みこなせるか大いに不安。 |
| No.15 カフカ『カフカ短篇集』の天井桟敷的雑感 |
| ■『流刑地にて』の兵士と囚人、『中年のひとり者ブルームフェルト』の2つの球や2人の助手、カフカってほんとに面白い2人組をこしらえますね。笑う。 |
| No.14 カフカ『城』の天井桟敷的雑感 |
| ■登場人物が抱える多数の物語(ときとして同じ事象についてまったく異なった)や不可解なまでにユーモラスな登場人物の動きに、ハマリました。「城」という役所の描写が、実際の日本の役所を連想させるところも興味深い。ところで「城」ってこれで未完なんだ?ああいう終り方でもいい気がするけど。 |
| No.13 ヘッセ『春の嵐』の天井桟敷的雑感 |
| ■音楽家の話です。読むべし。主人公の友人タイザーが善い味出してます。前奏曲マニア。なんつったって「彼はすべての前奏曲に、どんな指揮者も及ばないぐらい通暁していた」んだから。いいよね。こういうの。 |
| No.12 ツルゲーネフ『はつ恋』の天井桟敷的雑感 |
| ■16歳のときに読んでいたらどうだったのだろう?あの頃感じた心の震えみたいなものはどこかに行ってしまったようです。 |
| No.11 スタンダール『赤と黒』の天井桟敷的雑感 |
| ■痛烈な政治小説かつ濃厚な恋愛小説。ナポレオン→王政復古→7月革命という我々にとっては歴史上の出来事が、この小説にとってはタイムリーでありバックグラウンドであることに感激。 |
| No.10 サガン『悲しみよ こんにちは』の天井桟敷的雑感 |
| ■物語終盤のアンヌが走るシーンから、突然(雷に打たれたが如く)惹きつけられました。昔、朝比奈&園田コンビのラフマニノフのコンチェルトを聴いたときの感覚と凄く似てる。あの時も確か3楽章のある地点から目が覚めたんで。 |
| No.9 ドストエフスキー『貧しき人びと』の天井桟敷的雑感 |
| ■マカール・ジェーヴシキンの最後の手紙の「スタイル」とは、つい夢中になってなんでも2回繰り返すことか?(笑) |
| No.8 ヘッセ『車輪の下』の天井桟敷的雑感 |
| ■時折偏頭痛に悩まされながらT大学に行った高校時代の友人のことを思い出しました。今思えば、僕達はほんとに自由で束縛されなかったんだなあ。ハンス君が気の毒です。 |
| No.7 フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』の天井桟敷的雑感 |
| ■15年前に読んだのが信じられないくらい、筋はもちろん登場人物さえも忘れていました。 物語に死が登場するあたりからの雰囲気が好きです。 最初は長い修飾が絡まったような文体に戸惑いましたが。 |
| No.6 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の天井桟敷的雑感 |
| ■最高。文庫で1,500頁ぐらいあるんだけど、夢中で読んじゃいました。ドミートリィがとっても良いです。 ただ、この作品を評価しない作家も結構いるみたい。 |
| No.5 サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』の天井桟敷的雑感 |
| ■「チェッ、参るねえ。」って口癖にはまります。確かに。 |
| No.4 カフカ『変身』の天井桟敷的雑感 |
| ■幸せなことに僕はまだ虫になる夢さえみていない。そんな夢のあとはじーんと寂しいんだろうな。中島みゆき的読後感。 |
| No.3 サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』の天井桟敷的雑感 |
| ■「エズミに捧ぐ」と「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」は鋭く笑った。(「ギャボッ」て感じの笑い声) Katzeさんは大学時代の授業で読んだけど、途中で挫折したと言ってました。最初はとっつき難いよね。文章が。 |
| No.2 カミュ『異邦人』の天井桟敷的雑感 |
| ■ひりっ乾いた文体が好き。後半の内的な描写に向けて、少しずつ文章が長くなっていくのは、計算なのかしら。 |
| No.1 ドストエフスキー『罪と罰』の天井桟敷的雑感 |
| ■ドストエフスキー初体験。多重人格的な視点での心理描写にはまりました。 物語の結末はあまり好きじゃないけど。 |